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霞ヶ関ファイル

河野太郎外相 記者会見5・15

安全保障環境
【記者】
アメリカのエルサレムへの大使 館の移設に関してですね、衝突が起きて いる。死傷者も出ていますが、これにつ いて改めて日本政府の立場をお願いいた します。

【大臣】
非常に残念なことだと思ってお ります。関係国にぜひ、冷静さを保った 対応をしていただきたいと思っておりま す。式典が行われたようでございます が、日本からは出席をいたしませんでし たし、日本政府として大使館をエルサレ ムに移転する動きはありません。

【記者】
アメリカとの立場が違うという のは、重々おっしゃっていましたが、こ の問題に常々関心を持っておられたかと 思うのですが、どう関与を、難しい問題 とは思いますが。

【大臣】
アメリカ政府は、この和平プロ セスに関するパッケージを提示すると聞 いておりますので、その提示を待ちたい と思っております。日本としては、JA IPを始めとするパレスチナ支援を積極 的にやってまいりたいと思っております。 特にこのジェリコでは、ICTあるいは 物流の改善といったことを第2フェーズ で力を入れていきたいと思っておりま す。先日の四者会合では、井戸の問題あ るいは専用道路の問題、解決いたしまし たのでしっかりとやりたいと思います。

【記者】
「瀬取り」対策に関連してなんで すけれども、韓国船の関与の疑いがある という報道がありましたが、事実関係を お願いします。

【大臣】
自衛隊が、韓国船籍のタンカー が北朝鮮船と近接しているというところ を発見し、韓国に通報をいたしました。 韓国政府が旗国として調査をした結果、 「瀬取り」ではないということが分かっ た、という連絡をいただいたところです。

【記者】
今、北朝鮮との対話が広がって いますけれども、今後も「瀬取り」対策 は引き続き対応されますか。

【大臣】
嘉手納基地を拠点とした有志国 による「瀬取り」対策、お陰様で順調に 進んでいくと思っております。また、様々 な国の艦船による「瀬取り」対策支援と いうのも始まっておりますので、国際社 会として制裁回避の動きを断固として対 応していきたいと思います。

【記者】
インドネシアでテロ事案が相次 いでいますが、イスラム教徒は東南ア ジアの方が今は中東よりも多くなってい る。日本はどのように関与していくのか。

【大臣】
東南アジア、あるいは先般のア カバ・プロセスを主導したヨルダン、そ うした国々と連携を再び強化して、少し 過激派思想対策というものをしっかりや ってまいりたいと思います。

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